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もう少しだけ

あなたと同じ香水の香りだった。
すぐにわかるほど鼻に染み付いたその香りは
簡単に僕を誘惑する。
「彼女さんと同じ香水なんだってね。
驚いちゃった」
玄関で驚いた顔をしている僕に
上目使いで話しかける。
その香りが僕を惑わすことを知っている顔だ。
「中には、入れてくれないの?」
意地悪な子供のように首を傾けて
彼女は微笑む。
目に手を当てて僕は小さくため息をついた。
「君とは付き合えないって
 言ったと…思うんだけど?」

しばらく感覚があいて彼女は微笑んだ。
「あたしなら、一緒にいれるよ」

惑わされる香りと言葉。
「帰って」
半ば無理矢理扉を閉めて
揺れる自分を押さえた。

大丈夫、
もう少し、あなたを信じるって決めたから。

琥珀色

ウイスキーは氷が入ったばかりで
濃い琥珀色を綺麗に滲ませていた。
味は今までと変わっていないはずなのに
美味しさを感じることができない。
それでも立ち上がると地面がぐらっと揺れて
そのままベッドに倒れ込んだ。
から笑いがでる。
一体どれくらい飲んだのだろう。
テレビでは主人公が涙を流した。
病気って意外となれないものだな。
健康そのものの手をぼんやりと眺める。
することのない休み。
かすかに胃が軋んだ。

引き延ばされる約束。
飲み足りなさを感じて

また、グラスに手が伸びた。

5つ、違いなんです。

「彼とは、5つ違いなんです」
目を合わせながら笑う仕草を見た時
なんとなく、君を思い出した。
よく考えたら
君はもっと寂しそうな目をしているけれど
それでもなんとなく
ああ、同じ年頃の女の子なのだな、と
少しだけ実感した。
君と同じ年頃の女の子とは思えないほど
その顔は幼かったけれど
もしかしたら君が
あまりにも早く大人になりすぎたせいかもしれない。

「彼氏とは、仲いいの?」
僕は目を細めながら微笑む。
「ええ、年は離れてますけど、
 仲はとてもいいんですよ」
君もこうして
僕のことを、微笑みながら話したりするんだろうか。
11歳の年の差はあまりにも大きいけれど

少しでも君が

幸せであってほしいと常に思う。

5つ、違いなんです。

「彼とは、5つ違いなんです」
目を合わせながら笑う仕草を見た時
なんとなく、君を思い出した。
よく考えたら
君はもっと寂しそうな目をしているけれど
それでもなんとなく
ああ、同じ年頃の女の子なのだな、と
少しだけ実感した。
君と同じ年頃の女の子とは思えないほど
その顔は幼かったけれど
もしかしたら君が
あまりにも早く大人になりすぎたせいかもしれない。

「彼氏とは、仲いいの?」
僕は目を細めながら微笑む。
「ええ、年は離れてますけど、
 仲はとてもいいんですよ」
君もこうして
僕のことを、微笑みながら話したりするんだろうか。
11歳の年の差はあまりにも大きいけれど

少しでも君が

幸せであってほしいと常に思う。

帰ろう。

触れようと思えば消えていく
その一言が僕を優しく包む
そして深く突き落としもする。

「帰ろうか」
いつもより早いその言葉は
浮かびあがっていた心を急に
締め付ける。
まだ日が落ちてないように見えるのは
季節が巡っているせいかな?

ワガママはいつも出てこない。
一歩手前でわだかまりになって
少しずつ僕らの距離を遠ざける。
「そっか」
繋いでいた手が心なしか緩くなる。

1年以上一緒にいても見えないもの
3年たてば見えてくるだろうか。

いつものバイバイ、
またきっと来週まで会えない。
僕はまた一度も振り返れない。

合い言葉

もっともっと深い所で繋がっていたいわ。
口癖のように笑いながら言われても
僕には何もすることができないんだよ。
胸の奥に刺さるトゲが増えていくだけ。
急いで大人になろうと
手にたくさんの皺を増やして働くけれど
結局支えることなんてできないのかな?

キスをしてせがんできてもダメだよ。
空白なセックスはきっと僕らをダメにする。
頭を優しくなでてあげるから
安心して寝ればいいよ。
眠るための薬は、あなたをダメにするよ。
僕らは深い所で繋がりあいたんだ。

頑張らなくちゃ
遠すぎて何もかも見えなくなるんなら
お願い、隣を見て。
深い所で繋がりあうってなんだろう。
二人で話しあおう。

それからでも遅くないだろう。
たまには頑張らなくても
きっとなんとかなるでしょう?
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